大しめ縄2年ぶり新調 宇和島・和霊神社
愛媛県宇和島市和霊町の和霊神社で23日、2年ぶりに新調した大しめ縄の掛け替えがあった。2016年のえと「申(さる)」の絵馬も登場し、初詣客を迎える準備が着々と整っている。
大しめ縄は同市三間町の60~70代の10人による「瑞穂会」が2年に1回作り奉納している。稲木干ししたもちわらを鬼北町日吉地区から取り寄せ、11月中旬から作業。約2週間かけて長さ約4.3メートル、最大直径約60センチ、重さ約250キロのジャンボしめ縄を仕上げた。
23日は小雨が降る中、会員と神社の関係者らが参加。はしごに載せた真新しい大しめ縄を本殿前に運び、古いしめ縄を外した後、脚立やロープを使って慎重に掛け替えた。
絵馬は縦2.3メートル、横3.6メートルで、烏帽子(えぼし)姿のサルを描いている。来年還暦を迎える市民らが奉納した。